【特徴・味わい】
しっかり熟したぶどうを使ってこその豊かな果実味を感じるにもかかわらず、繊細でピュアな口当たりが共存するセバスチャンらしさのよく出た、飲み心地の良い1本。
ワイン名 | Greta Carbo '10 |
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生産年 | 2010 |
味わい | 辛口 中重 |
種類 | 赤 |
品種 | カベルネ・フラン 100% |
産地 | ロワール地方 Vin de France |
内容量 | 750ml |
アルコール度数 | 14%未満 |
保存方法 | 14℃以下 |
ご注意 | 開封後は冷蔵の上、早めにお飲みください。 |
SEBASTIEN BOBINET
徹底したこだわりで「スーパーソミュール」を造る大型新人!
ロワール地方はソミュールの街外れ、ロワール河沿いの高台にセバスチャン・ボビネのカーヴはあります。ぶどう農家としては9代目にあたるセバスチャンですが、2000年までは別の仕事をしていました。2001年に祖父から引き継いだ2ha弱の畑と300年以上前から使われている岩壁を掘って造られたカーヴでワイン造りを始めました。ワインの初ヴィンテージは2002年になります。そんな頃、あるジャーナリストの紹介でロワールを代表する自然派生産者のひとり、オリヴィエ・クザンと出会います。これが彼のワイン造りへの取り組み方を大きく変えるきっかけとなったのです。畑仕事から醸造、熟成まで理論に基づいた自然なワイン造りを実践するクザンに大いに影響を受けた」セバスチャンは、畑の耕作、芽かき、剪定などの作業を丁寧に行い、健全なぶどうを作ることに専念します。その結果、素晴らしく濃縮感のある旨み豊かなワイン造りに成功するのです。もちろん、収穫にもこだわりがあり、ぶどうの状態が同じ状況で、収穫したいという考えから2ha足らずの畑を12人で一気に摘み取ります。人手がある分、収穫の段階で既に厳しい選果ができ、カーヴでもさらに6人で選果、徹底して良い果実のみを使います。普通の2倍以上の人手をかけての究極の収穫といえます。さらに醸造段階でも独自の手法があります。ぶどうは房から粒をはずし、低めの温度で発酵、この間はできるだけそのまま置いて、ぶどうの粒を壊さないようにしてエレガントなタンニンに仕上がるようにしています。樽に移し替えての乳酸発酵はカーヴの奥の温度の低い場所を使って11度程度の低温で6ヶ月かけて行います。14ヶ月の樽での熟成期間は湿度の高いカーヴのため、ウイアージュは頻繁にはしませんが、その場合、澱入りのワインを別に取っておき、それを加えます。 2007年からはそれぞれの区画ごとに3種類の赤ワインに分けて醸造を始めました。少量ずつの作業でますます手間がかかります。でも、より良いワインを造る為なら、それがしたいのだとか。 |