【特徴・味わい】
フォルネイズらしい柔らかな口当たりの中に、華やかさもあるシャンパーニュ。きれいなロゼの色合いはパーティなどの席にもピッタリ。複雑でしっかりした骨格もあり、食中酒としてもお勧め。
ワイン名
Forunaise Voisin Rose
生産年
-
味わい
辛口 軽め
種類
発泡
品種
ピノ・ノワール 50%、ピノ・ムニエ 50%
産地
シャンパーニュ地方 A.O.C. Champagne
内容量
750ml
アルコール度数
14%未満
保存方法
14℃以下
ご注意
開封後は冷蔵の上、早めにお飲みください。
FOURNAISE-VOISIN
小さな農家の素朴で優しい本物のシャンパーニュ
フランスから西に約20kmに位置するラジュリー村で家族経営でシャンパーニュを造る小さな蔵元(4.5ha)で、この辺りにはこういった小さなぶどう農家がたくさんあります。
父の時代は農業の傍らぶどうの栽培(0.9ha)もしていましたが、小規模農家ではシャンパーニュ造りのための機械や醸造施設を備える事が出来ず、ネゴシアンに売ることが当然でした。
そこで、1967年に周辺の10村、70生産者、180haで構成する生産者組合を立ち上げ、シャンパーニュ奥さんと自分の苗字を合わせて生産のための施設を作り自分たちのシャンパーニュを造り始めたのです。
この協同組合では、ぶどうの発酵から原酒を造るところまでを共同で行い、それを各自が自社に持ち帰り、瓶内2次発酵とデゴルジュマン、ラベル張りなどの仕上げをしています。最後の仕上げで各自の味わいの個性が出来るのです。フォルネイズ・ヴォワザンのこだわりはまろやかな味わい。瓶内で3年はねかせ、ルミアージュ(動瓶)は全て手作業で行うことでその味わいを作り出しています。
「旨いシャンパーニュを作ることが私の情熱。そしてお客さんとの触れ合いも大事にしていることのひとつなんだ」純粋にワイン造りが好きだというフォルネイズ氏の素朴な言葉が印象的です。
●栽培
畑はvallee de l’ArdreとVallee de la Vesleの5つの村に5箇所、全部で4.6haでシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエを栽培しています。
ぶどうの木の根元には木片をまき、下草を自生させておりできるだけ防虫剤や農薬を使わないリュット・レゾネ(減農薬)農法を行っています。
5月の芽吹きの後の芽かき、6・7月の若い枝の先を摘み、針金に沿わせる作業、収穫など、全ては手作業で行われます。
●醸造
収穫したぶどうの1次発酵、瓶詰めまでは組合のカーヴで行います。
ただし、フォルネイズ・ヴォワザン用のワインにはテット・ド・キュヴェと呼ばれる最初に圧搾した果汁だけを使うので、柔らかでまろやかな味わいのシャンパーニュに仕上がります。
瓶熟成は通常15ヶ月以上とされていますが、これもフォルネイズのこだわりで30ヶ月は寝かせます。
これによって、繊細な泡と複雑な風味が造られるわけです。
自社で熟成・澱下げデゴルジュマンを行い、シャンパーニュが仕上がります。ルミアージュ(澱下げ)は今や貴重な(機械作業の生産者が多いので)ピュピトルと呼ばれる木の棚を使い、6週間から7週間かけて昔ながらの手作業で毎日1本1本ボトルを回転させながら、逆さにしていく丁寧な手作業で行われています。